札所一覧

2023/06/03

第二番 馬居寺

第二番 馬居寺

【縁 起】

 馬居寺の創建は仏教文化が花開いた飛鳥時代、聖徳太子が開祖と伝えられています。太子が愛馬甲斐の黒駒にまたがり、摂政の役目を帯びて諸国を巡った折、若狭の国和田浜で休息をとりました。ところが愛馬が見えなくなり、捜しておられると、突然、南の山から馬のいななきが聞こえ、光明が輝きました。

 そこで太子は「此処ぞ観音の霊地である」と思し召し、その光明輝く山を本光山と称し、党塔を建立、のちに仏師が栴檀(せんだん)の香木で馬頭観世音菩薩坐像を刻み、安置しました。

 馬頭観音様が居られる寺というところから「馬居寺(まごじ)」、それがこの寺の名の由来です。

 庫裡(くり)には、一刀彫りの弁財天、鎌倉時代(町指定文化財)の秀作や、直径約六十二センチの青銅の掛仏もあり、また玄関前に扇石があって、観音堂右横の約三百体の石仏(鎌倉期以降)と共に、当寺の長い歴史を物語っています。

 

【馬居寺の観音様と御利益】

当寺の秘仏観音様は三面八臂頭上に馬頭をいただき赤褐色、忿怒のお姿の馬頭観世音菩薩です。真言密教根本教典の大日教疏によると、衆生摂化のために教令輪身の姿にやつして大慈悲を行なう。馬が水草をむさぼり喰うように一切衆生の煩悩と罪業を喰い尽すと説かれています。すなわち六道摂化の六観音のうち、馬頭観音は畜生道の摂化をつかさどり、農耕養蚕を守り、家内安全・息災延命・交通安全・学業成就・身体健全・財宝あふれる御利益があると伝えられています。

馬頭観世音菩薩坐像(平安末期)

p_02_01.jpg

 

【アクセス】

  • 住所:〒919-2207 福井県大飯郡高浜町馬居寺3-1
  • 電話 / FAX0770-72-1264
  • 交通:JR小浜線若狭和田駅から車で約5分、徒歩約20分/高浜駅からタクシー15
  • 観光:高浜海岸、大島半島、小浜市若狭湾国定公園など
  • 専用駐車場:大型車2台 普通車10
  • 宿泊施設:高浜町内旅館

2023/06/02

第一番 中山寺

第一番 中山寺

【縁 起】

 青葉山の中腹にあり、美しい高浜和田海岸を一望する中山寺は大同年中(806810)、平城天皇の勅願により泰澄大師が創建したと享禄三年の「縁起」に記されています。

 康永二年(1343年)に建立された本堂(国指定重要文化財)に安置された本尊・馬頭観音像は、高さ七十九・三糎の檜寄木造り、瑟々座上の蓮台に坐す三面八臂の忿怒像。古来、農耕の守り仏として広く信仰を集めてきました。ほかに寺宝として仁王門の金剛力士像が国の重要文化財に指定されており、また平安後期作の木造阿弥陀如来坐像(県指定文化財)や室町時代作の木造毘沙門天像、室町初期の木像不動明王立像などもまつられています。ご本尊は三十三年ごとに開帳される秘仏なので、平常拝む前仏の観音は、江戸時代中期作のすぐれた木彫仏像で小浜の仏師・林勝政・庄助親子の作、寛政十年のものです。なお、青葉山の京都側には、西国二十九番札所の松尾寺があります。

 

【馬頭観世音】

 観世音菩薩は、三十三体にも身を変化して衆生済度をなさる御誓願を持っておられますが、中でも馬頭観音さまは、慈悲の御心が最も深く、しかし表に現れたお姿は、この写真のように三面八臂忿怒のお顔、頭上に馬頭を載いておられます。御持物のすべてを以って、人間の持つ悪業障を砕き、また災難を除くと言う御誓願、信仰する人はその加持力により、あきらかにお蔭を受けることが出来ます。

馬頭観世音菩薩

 p_01_01.jpg

 

アクセス】

  • 住所:〒919-2371 福井県大飯郡高浜町中山27-2
  • 電話:0770-72-0753
  • FAX0770-72-4680
  • URLhttp://nakayamadera.jp
  • 交通:JR小浜線三松駅・青郷駅から徒歩40分/若狭高浜駅からタクシー15
  • 観光:若狭湾国定公園の景勝(海水浴・キャンプ・青葉山登山)
  • 専用駐車場:大型車5台 普通車10 
  • 近隣駐車可能収容台数:本堂横 距離30m 普通車5
  • 宿泊施設:高浜町内旅館
1

SCHEDULE

2024.05.23 Thursday